COFFEE TIPS【コーヒーティップス】

ハンドドリップチャンピオンがおいしいコーヒーを淹れられるようになる方法を紹介します

ハンドドリップの調整のコツ【エイジングが経ったコーヒーも美味しく】

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こんにちは。

 

前回はドリップバッグの記事を書きましたが、いかがでしたか?

皆さんが美味しいコーヒーを楽しめていると嬉しいです。

 

さて、今日はハンドドリップの味の取り方と調整について、実際のドリップを例にしてなるべくわかりやすく書きたいと思います。

 

グラインダーはカリタのナイスカットミルNext Gを使ってますので、家でのドリップの参考にもなればと思います。 

↓Next G

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感想(28件)

 

今回の記事はこんな方におすすめです。

  • 美味しいコーヒーが淹れられるようになりたい
  • 美味しいコーヒーが飲みたい
  • コーヒーの味の取り方の具体的なポイントが知りたい
  • ドリップの味の調整の仕方、コツが知りたい

ハンドドリップの調整のコツ【エイジングが経ったコーヒーも美味しく】

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さて、今回は焙煎から2ヶ月経った(常温でエイジング2ヶ月)エチオピアナチュラルプロセスのコーヒーを、実際にハンドドリップをして味の調整してみました。

 

結論から言うとブリューレシオ(粉とお湯の比率)は1:12と低めで、コーヒーは中粗挽き、抽出時間は1:40と短めのレシピが、木苺やぶどうのフレーバーがあってアフターテイストの雑味が少なく、優しい甘さで終わるので良かったです。

 

こちらは通常、僕がおすすめしているレシピ【1:15のレシオ、中挽き、抽出時間2:00~2:30】に比べて、多く豆を使っていますし、粒度も粗く、抽出時間も短いです。

 

↓通常レシピです 

kota-329.hatenablog.com

 

その理由はエイジングが2ヶ月経っていることにより、フレーバーが弱くなっていて、茶葉のような渋いネガティブな感じや苦味が比較的出てきやすい傾向にあったからです。

 

なので、

①粗くして抽出時間を短くすることにより、ネガティブなフレーバーや苦味が抽出される前にドリップを終える。

②ブリューレシオを低くすることにより(≒粉量を多く)、フレーバーと液体に濃度感と厚みをもたらす。

といった調整をしました。

 

実際は3回ドリップして、3回目でやっと美味しくなりましたので、過程とテイストの取り方を解説していきます。

 

1回目のドリップ

最初からエイジングが経っていたのと、コーヒー豆の香りがグレープのような甘い感じと、茶葉やタバコのような苦い印象でしたので、メッシュはNextGの11(中粗挽き)にしました。

※1番細かいメッシュを0としています。14までメッシュがあります。

 

レシオはスタンダードな1:15にして、抽出時間はやや短めの1:55を目指してみました。

湯温は93℃で今回は固定してます。ちなみに粉15g:お湯225gです。

 

出来たコーヒーは味わいが弱く、薄めでありましたが、後味は茶葉やタバコのようなネガティブな印象もありました。

 

アフターテイストが極端に短かったりはしないので、未抽出の心配はなく、抽出時間はもっと短くて良さそうです。

さらにフレーバーは弱いのでブリューレシオを低くする必要がありました。

 

作戦を立てて次にいきます。

2回目のドリップ

メッシュは既に十分粗いので固定をしてみて、ブリューレシオを1:13としました。

ブリューレシオを下げたので、粉からの抽出がやや進みづらくなり、少しアフターテイストのネガティブは減ることが予想されましたが、同時に抽出時間も1:40と先ほどより15秒ほど短くしてみます。

 

結果はだいぶフレーバーが出てきたものの少し強度が弱い。アフターテイストも改善されたが、まだややネガティブなフィニッシュ。

 

アフターテイストのややネガティブなところは取りつつ、アフターが短くなったり、テイストが酸っぱくなることは避けたいところです。

 

作戦を立てて次にいきます。

 

3回目のドリップ

これがテイストが良かった最初に記載したレシピとなります。

ポイントとしてブリューレシオを1:12に下げることでフレーバーの強度も上がるし、ボディーも上がることが見込め、なおかつ(レシオを下げているので)粉からの抽出が進みづらくなるため、抽出時間は1:40をキープにしようと作戦を立てました。

 

以上でドリップ調整の具体例は終わりです。

 

ここからが味の取り方と調整の仕方のコツです。

 

味の取り方と調整のコツは質問

 

僕は、味をとって調整をするときに意識的に質問をしています。

結局、調整をどのようにするかは数パターンしか無いので簡単な質問で調整の方向は決まります。

 

例えば

「香りはどうですか?」

「マウスフィールは十分ですか?やや重いですか?薄いですか?やや弱いですか?」

「アフターテイストは余計な苦味やネガティブさはありますか?甘さで終わりますか?短く舌の前半で止まりますか?広がりますか?」

「酸っぱいですか?華やかですか?甘さがついてきてますか?バランスにかけていますか?シャープですか?熟してない感じ(未発達な感じ)ですか?」

 

だいたいここら辺の質問をすれば調整は決まります。

 

大胆にいうと

「もっと抽出するのか、今より抽出しないのか、

重くするのか、軽くするのか」

しかないんです。

 

その組み合わせしかないです。

  

いきなりまとめてしまいました。。

 

質問に答えたけれど、どう調整すればいいかわからない方はこちらを参考にどうぞ。

kota-329.hatenablog.com

 

 ぜひ質問して答えて、調整をシンプルに試してみてくださいね!

 

 

それでは良いコーヒーライフを。

 

また次の記事でお会いしましょう!