ドリップでもエスプレッソでも湯温を変えてみる理由
こんにちは!
みなさま、いかがお過ごしでしょうか?
僕は元気に自分のペースでありますが、活動しています。
ここ最近は家にいる機会が増えた方も多いと思いますし、美味しいコーヒータイムでほっとしたり幸せを感じる時間が少しでも増えたらいいなと思います。
Instagram、Youtubeの更新が多くなっていますが、今回は久々にブログで湯温について書いていこうと思います。
今回の記事はこんな方におすすめです。
- コーヒーの湯温について知りたい方
- 淹れるコーヒーの雑味だったり、苦々しい印象が気になる方
- メッシュだったり粉量とかは感覚が変わるのであまり変えたくない方
- コーヒーの淹れ方をいろいろ試してみたい方
ドリップでもエスプレッソでも湯温を変えてみる理由
このブログの一番最初の記事がドリップの湯温についてでした。
ご覧頂けたら湯温がコーヒーの味に与える影響がざっくりわかるかなと思います。
僕は最近ドリップやエスプレッソで湯温を変えるという選択を以前より積極的に取るようになりました。
中煎り〜浅煎りのコーヒーを淹れることが多いのですが、88〜91℃の間で湯温を変えるという選択を最近は行なっています。
その理由としては、
①1、2℃変えるだけで簡単にテイストの印象が変えられる
②自分が気にするべきところが少ない
③ロスがない
などがあります。
1つずつ説明していきますね。
1〜2℃変えるだけで簡単にテイストの印象が変わる
例えばコーヒーをドリップしてみた時に、なんとなく荒々しい感じがする、雑味が気になる
もっと綺麗な上品な感じの味が良いなと思った時、湯温を1〜2℃下げてみると簡単に効果的にテイストの印象が変わります。
逆になんか味が出てない、コーヒーの持つ良い部分があまり出てないかな、と思った時にも微調整として1〜2℃湯温を上げてみるのも良いと思います。
メッシュ調整や粉量の増減で、どこか引っかかっている場合、やってみるとすんなり問題が解決される場合も十分にあります。
微調整ではありますが確実にテイストが変わりますので、是非お試しください。
ただコーヒーの抽出理論は基本トレードオフな関係にあって、湯温を下げていった場合、上品で雑味が少なくなりますが、下げすぎるとコーヒーのポジティブな面や味が出ていない感じ、水っぽくなったりします。逆も然りで、湯温を上げればコーヒーのポジティブな面や味が出やすくなりますが上げていくにつれて雑味や荒々しさの原因になってきます。
自分が気にするべきところが少ない
これは湯温を少し変えても、ドリップしていたりエスプレッソを淹れている自分は正直気づかないレベルなので、それがメリットだと感じます。
メッシュ調整や粉を増減させた場合、グラインダーの性質にかなり依存して、「あっ、落ち方が思ったよりもずっと早い、、」なんてことはよくありますよね(笑)
少しの湯温の調整はいつも通り、のびのびとドリップしていてテイストだけ変わるというなんとも魔法のような方法かもしれませんね!
ロスがない
これは少しマニアックな話になりますが、エスプレッソで粉の粒度を変えると14〜15gとか、多いグラインダーだと20g以上ロスが出ます。
メッシュ調整は効果的ですけど、痛みも伴うものと言えるでしょう。
湯温を変えるのにはロスは出ません。
また少し余談になりますが、エスプレッソをやられている方へのティップスです。
エスプレッソの調整で濃度を少し上げたいが、抽出はあまりさせない方向に行きたい場合(収率を下げたい)抽出量を1g、2g少なくするだけで達成できます。逆に濃度は少し下がってもよくて、もっと抽出させたい場合(収率上げたい)は抽出量を少し多くすると上手くいくケースがあります。
この方法もロスがないです。
以上がドリップでもエスプレッソでも湯温を変えてみる理由です。
最初は検証でやっていたのですが、使える場面も多く店舗でも取り入れています。
自宅でも簡単にできる方法なので、遊び心で試してみてください!
感想などお待ちしています!
それではまた次の記事でお会いしましょう。
良いコーヒーライフを!