楽しくコーヒーを淹れる方法【針の穴を通す技術はいらない】
こんにちは。
少し更新の期間が空いてしまいました。
皆さま、いかがお過ごしですか?
今日はもっと楽しくコーヒーを淹れたり飲んだりする方法をお伝えします。
バリスタの方、自宅でコーヒーを淹れる方、どちらにも有用な内容となっております。
この記事はこんな方におすすめです
楽しくコーヒーを淹れる方法【針の穴を通す技術はいらない】
バリスタをしているとどうしてもクオリティーにこだわるあまり、コーヒーを飲み過ぎたり、細部にこだわり疲弊しやすかったりしますよね。
自宅で淹れるにしてもいろんなテクニックを知り、逆にわからないってことがあるのではないでしょうか?
そんな時は次の2ステップを取ると良いです。
- オーソドックスに淹れる
- プロセスを楽しみつつざっくり調整する
まず気持ち的に一歩引いて、オーソドックスに淹れましょう。
基本のレシピというもので適正な抽出時間で淹れてみて、テイストをみて見ましょう。
オーソドックスに淹れる
例えばエスプレッソを淹れるなら、20gのコーヒー粉で45gのダブルエスプレッソ
を20秒で淹れてみる。そのくらいの秒数で落ちるメッシュに持っていく。
ドリップなら1:15のブリューレシオで粒度を中挽き、抽出時間を2:00〜2:30で淹れてみる。
そこの基本レシピで淹れてから(淹れられてから)
テイストを見てみましょう。
バリスタの場合、このオーソドックスは店舗によって違うと思うので、店舗のオーソドックスでまずいきましょう。
プロセスを楽しむ
そしてテイストを見て、必要があればざっくりとレシピを変えましょう。
ここでのポイントは、そのプロセスを楽しむことです。
基本レシピで淹れてみて美味しくなくても焦らない。期待しない。
日によって、豆によって、テイストは異なるので美味しくないのも良くあることです。
なのでテイストを見て「へー、今日はこんな味なんだ。じゃあこうしてみよう」と必要があればレシピ調整してみてください。
レシピ調整やテイストへの理解についてはこちらを参考にしてみてください。
kota-329.hatenablog.com
また前回エイジングの話をしましたが、コーヒーを美味しくするためには抽出以外の要素も大きく関係します。
焙煎豆、エイジングが良くなければ、どんなに抽出を頑張っても60点の味ということがあったりします。
ですので、抽出では100点を狙わずにいきましょう。
常にコーヒーの状態は変化していきます。
そこで針の穴を通す抽出というのは実はコストパフォーマンスが良くないものです。
あくまで焙煎豆のポテンシャルを程よく引き出す抽出をしていきましょう。
きっともっと楽にコーヒーを楽しめるようになります!
それではまた次の記事でお会いしましょう。
良いコーヒーライフを。
コーヒーのエイジングコントロール【もっと美味しいコーヒー飲もう】
こんにちは。
このブログを読んでくださっている皆さんは、もっとおいしいコーヒーを飲むことを楽しみたいと思っていますよね。
そのために今日も僕はブログを書いているんですが、今回のトピックは美味しいコーヒーを楽しむ上でとっても重要です。
今回は、コーヒー豆の焙煎してからの日数【エイジング】についてです。
気にしていけば、今までになく美味しいドリップコーヒーが淹れられる可能性は正直に言って高いです!
今回の記事はこんな方におすすめです。
- もっと美味しいコーヒーが飲みたい、淹れたい
- エイジングさせていくとコーヒーはどうなるのか知りたい
- ベストな美味しさのエイジングが知りたい
コーヒーのエイジングコントロール
先日こんなことが勤務しているコーヒーショップでありました。
コーヒーを朝一で淹れるとコーヒーの甘さがどうも出づらい。
そこで色々とレシピ調整してフレーバーのバランスと甘さを出していったのですが、最終的に「今日はエイジング的にこの感じだね。明日、明後日にはもっと甘さとフレーバー出るはず」って話になりました。
そうです。
そのくらい【エイジング】は大事です!
イメージ的にコーヒー豆のベストエイジングの味のポテンシャルを100とすると、ドリップ調整はいかにその100に近づけれるかです。
エイジングがあまり良くないなら、味のポテンシャルは80だったり70だったりします。
そこからバッチリ調整してもポテンシャルがそもそも70なので味は70だったりするんです。
恐ろしい、、
ドリップのベストエイジング
ではドリップのベストエイジング【常温でバルブ付き袋で保管】はいつでしょう?
これは焙煎の感じや季節なんかで変わるのですが、今の冬のシーズンなんかは中浅煎りのコーヒーで1週間~10日くらいが良いかなって感じてます。
理由はコーヒーの持つ二酸化炭素によるもので、エイジングが浅く二酸化炭素が多すぎると、上手く甘さが抽出できなかったり、どこか曇った印象だったり、アフターテイストも綺麗ではなかったりします。
これがエイジングが進むと、適度に二酸化炭素が抜けてくれて、フレーバーが明確で、甘さも抽出しやすく、アフターテイストも邪魔されないベストエイジングとなります。
その後エイジングさせ続けると良いかというとそうではなくて、徐々にアロマだったり明るいフレーバーは失われていきます。ある程度は、フレーバーは落ち着きつつも甘さのあるカップは作ることができますが、だんだんとフレーバーが失われておいしいコーヒーとは言い難くなってきます。
自宅で、より美味しいエイジングでコーヒー飲もう
さて焙煎から1週間程度が経ってベストエイジングでコーヒーを淹れ始めたとします。
そこからはフレーバーの変化を楽しみつつ1週間程度はゴールデンエイジング?でしょうか!🙂とてもおいしい期間なので良いですね!
でもその後、豆が残っちゃうこともありますよね。
そんな時も美味しく飲みましょう。
先日にこんな記事を書いてます。
kota-329.hatenablog.com
店舗でより美味しいエイジングを実現しよう
店舗だったら、ベストエイジングを外れたかなと思ったらエスプレッソ用にそのコーヒーを回したりするのが良いと思います!
エスプレッソの方がドリップより二酸化炭素が少ない状態で上手く抽出できますし、フレーバーもエスプレッソだと良い状態で確認できるでしょう。
あとはベストエイジングが続くように、定温の場所で管理したり、保存容器に気をつけつつ豆を冷凍させる管理もありでしょう!
こちらについては現在ベストエイジングの持続を検証しています。
また別の記事で書く予定です。
インスタグラムのハイライトの【エイジング】で集まった情報はシェアしてます。
ドリップのベストエイジングを探る
こちらについては日々ドリップ調整してテイスト変化を記録するのが一番良いと思います。(自宅だったらもっとゆるくて記憶で良いかなあと思いますが)
あとはやはりカッピングでテイストみるのも参考になると思いますね!
ベストエイジング、ベターなエイジングの状態を作れば本当に驚くほどコーヒーは美味しくなります。
今日からエイジングを意識してよりおいしいコーヒーを楽しんでみてはいかがですか?
それではまた次の記事でお会いしましょう!
良いコーヒーライフを。
実はおすすめのドリッパー【1杯用Bonmac】
こんにちは。
前回、ハンドドリップの記事を書きましたが、いかがですか?
もしわからないところがあればコメントいただければできる限り答えますのでお気軽にコメントください。
さて今日はおすすめのドリッパーについてです。
今回、V60でもkalita waveでもOrigamiでもないですよ!
早速、内容に入っていきましょう。
今回の記事はこんな方におすすめです。
- 1人分のドリップがあっさりしがち、物足りなくなりがち
- 1人分のドリップをすることが多い
- 安定して毎回おいしくドリップ淹れたい
実はおすすめのドリッパー【1杯用Bonmac】
最近はハリオV60や三洋産業のフラワードリッパー、Origamiドリッパーなどお湯抜けの良いドリッパーが注目されていました。またここ数年で底がフラットなドリッパーも大会でよく登場していました。
そんな中、今回おすすめするのはbonmacのコーヒードリッパーです。
【代引き・同梱不可】bonmac コーヒードリッパー 1~2杯用 CD-1フィルター対応 コーヒーフィルター 一杯用 価格:1,464円 |
1杯取りでドリップ淹れるときあっさりしちゃったり、甘さが出ないなんてことある方は実は結構多いのではないでしょうか。
こちらのドリッパーは小さい1つ穴でリブもかなり浅いのでお湯が溜まりやすいようになっています。
そのことにより、さらっと注湯しても、コーヒーを粗く挽いても抽出が安定しやすいです。ある程度の抽出時間を確保できます。
1杯取りの時に早く落ちすぎることがないので、テイストを綺麗にするために粗く挽くという選択がしやすいのは、ドリップ好きにはたまらないですよね。
あとはドリッパーの高さが低いので攪拌少なめで粉の上に置くように注湯することも可能です。
欠点を挙げるとすれば、2杯取りしようとするとお湯が溜まってしまうので抽出時間が長くなり、狙ったテイストにするのが難しいことです。
ですので僕としては基本1杯取りする方にとてもおすすめのドリッパーです。
実はハンドドリップチャンピオンシップでも使ったことのあるドリッパーで大会でもそのテイストは評価されました。
↓当時のインスタグラム投稿
もし最近のお湯抜けの良いドリッパーは持っているのだけど、1杯取はなかなかうまくいかないという方はぜひチェックしてみてくださいね!
ちなみにペーパーフィルターは台形の1杯用のものでOKです。
それではまた次の記事でお会いしましょう!
良いコーヒーライフを。